人気ブログランキング | 話題のタグを見る

川瀬祭り (秩父)

一年中そこかしこで祭りをやっているともいう位、祭りの多い街秩父。一番大きな冬の「夜祭り」に対して、夏の「川瀬祭り」は子供の祭りとも言われています。山車に乗る囃子手も、拍子木を鳴らし練り歩くのも、子供が主役の祭りなのだ。
川瀬祭り (秩父)_e0062530_18264792.jpg
300年の伝統を誇り、毎年7月19日、20日に行われるこの川瀬祭り、メインの神事は荒川で御神輿を洗う「お川瀬」だ。さすがに、これは大人が担ぎますけどね。私も子供の頃、拍子木持って山車の練り歩きに参加して、掛け買いのない思い出になっている。その頃は女の子も男の子も軽く化粧をしたのだけど、今は恥ずかしがる子が多いとかでほとんどスッピンになってしまったようですな。今年は秩父市合併で子供の参加数が増えたせいか、例年以上に盛り上がった感じがする。川瀬祭り (秩父)_e0062530_18321869.jpg

昔は確か、川瀬祭りに花火を打ち上げることは無かったと思う。いつからだろう、花火が上がるようになったのは。やっぱり夏の祭りは花火がないとね。
そして平成11年から、毎年20日に東町屋台(山車)が団子坂の引き上げをするようになった。山車の「団子坂引き上げ」とは夜祭りのメインイベントで、かなり急な坂を人力のみで引き上げ集結をさせるのだ。川瀬祭りで引き上げているのは今東町のみ、なんとも威勢が良いことで頼もしい。引き上げ後は山車からお供物も蒔くそうな。

東町は秩父の調度中心地にある。そして「東」というのは朝日が昇る方向だ。銘仙、セメントで街が沸いたのは今や昔、すっかり活気が低迷している秩父に、再び日の出の勢いが現れる吉兆ではないだろかと、密かに期待してしまうのでありました。

川瀬祭りhttp://www.todays.jp/cgi-bin/matsuri/detail.cgi?matsuri_no=148

by chano-suke | 2005-09-19 19:01 | 祭り・イベント  

<< 秩父札所23番 音楽寺 (寺尾) 紅伊豆 (葡萄) >>