札所13番 旗下山 曹洞宗 慈眼寺 (東町)
幼いながらも本堂の中で厳粛に正座をした緊張感は、今でも良く覚えています。あのころはお寺と幼稚園の境目がなく境内に遊具があって、幼稚園を卒園しても公園代わりに良く遊びに来ていたものだ。石造りの蓮によじ登り、本堂の階段を椅子にして、今更ながら仏様のお膝元で遊ばせてもらっていたんだなあと感慨深い。今はお寺と幼稚園の敷地がキッチリ分けられてしまったのが、卒園生としてはなんだか淋しい気がするけれど。それでも、幼い時の仏縁というのはのちのち財産になるであろう。13番は町中の中心地にある、住民にとても身近な仏様なのだ。
春は桜が見事なお寺。枝垂れも何本かあるけど、ここはソメイヨシノが主役ですな。境内には雷で大穴の空いた枝垂れがあったのだけど、いつのまにか無くなっていました。
この日は一日で25番のカタクリ、荒川のレンギョウ、そして13番へ。いやあちこち行きましたって気分だけど、サクサク移動すれば車で小一時間のコース。こじんまりの良さはこんなとき噛みしめるのでありました。
秩父札所連合会HPhttp://www.chichibufudasho.jp/
by chano-suke | 2006-04-06 20:12 | 札所・神社仏閣