今年はなかなかゆっくり花見に出かけられません。行きたいところはたくさんあるのに、雨が降ったり盛りを過ぎてしまったり。でも秩父鉄道の車窓から、思いがけず花見を楽しむことができました。
私が利用したのは御花畑駅~熊谷の往復。色とりどりの花々が次々に目に飛び込んで来るではありませんか。花桃、菜の花、大根花・・・盛りを過ぎても、まだまだ見頃の桜もたくさん。
電車の中で読もうと思っていた本にも手が伸びませんでした。これは車窓を楽しまないともったいない。これまでも春先に乗って花が目についたことはあるけれど、ここまでじっくり改めて目を向けたことはありませんでした。
窓のすぐ外に飛び込んで来る花木もあれば、遠くの山肌にポワポワと目に止まる淡いピンクのかたまりも。あれは野土山、そして美の山、瑞岩寺の大岩もツツジで紫色・・・。でもよく知らないところに桜並木を発見したり。ずいぶん桜のスポットも増えた様子。
寄居あたりからこちら秩父へ入ると、いきなり花が増えて来ます。観光用の桜並木もたくさんあるけど、民家の庭先に咲く花々も実に多いこと。毎年春になると普通の道端を歩いていても花が楽しめて、これまでこれは当たり前のことかと思っていましたが、秩父の人間はほんとに花が好きなんだなあとしみじみ実感しました。
私は御花畑駅で降りましたが、この先三峯方面もまだまだ花が楽しめることでしょう。秩父鉄道お花見列車とかやったらどうだろうと思った次第。
秩父鉄道HP
http://www.chichibu-railway.co.jp/