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秩父札所第31番 鷲窟山 曹洞宗  観音院 (小鹿野)

e0062530_18551821.jpg秋海棠がたわわに咲く札所は32番だけかと思ってたのですが、31番も実は見事なのだということを最近知ったわたくしです。同じ小鹿野だし、もう15時半を回ってたけど、せっかく32番まで来たからついでにと足を延ばしてみました。
チラッと様子見て帰る位のつもりで。何せ31番は秩父札所の中で一番大変な場所にあるお寺、296段もの石段を上がらないと参拝出来ないのですから。
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が、仁王門の向こうにものすごい群生が駐車場からすでに見えるではありませんか!ちなみにこの仁王像は一つの石から作り出されたものとしては日本一の規模なんだとか。約4メートルはありますよ。明治元年作。仁王のお助け手形という祈願も出来ます。
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いやしかしすごいすごい!石段両脇にズラーッと、なんていう華やかな参道なんでしょう。花の中に沢山の句碑があります。
花をみると浮かれてしまう私はもうすっかり有頂天で、とりあえず咲いているところまで上がろうと登っていくと、まだ先にも、まだ先にもあんなに!と結局花に導かれるようにお堂まで着いてしまいました。いつも来るときは「大変なんだよなーここ」という思いがどこ吹く風でありますよ。31番へお参りする時は9月がオススメですね~。
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e0062530_19185311.jpg来るのが大変、とはいえここは札所の中でもお気に入りです。「鷲の窟(わしのいわや)」と呼ばれる大きな岩がなんといっても大迫力。そこに建つお堂の絵になること。すぐ左手には岩の上から流れ落ちる聖浄の滝があり、そのさらに左奥の岩壁には県指定文化財の鷲窟磨崖仏が。細かく彫られた沢山の仏像群は一見の価値有りですよ。鷲の窟の右手に回ると新生代第3紀(2千万年前)の地層があります。この化石らしき物体は一体何なのでしょう?
境内には鐘もあって、早速ひと突きをば。お寺の鐘は、紐で縛り付けてあったり突いちゃダメなとこも良く見かけますが、私は鐘突くのが大好きなのでOKのとこは嬉しいです。すかさず突いてしまいます。e0062530_19531515.jpg

奥の院は東と西にありますが、西は落石のため現在は進入禁止になっているようです。むかーし鎖づたいに登ったことがあって、なんともワイルドな参道でした。胎内くぐりや石仏群など見所も多いのでちょっと残念ですね。東の奥の院へはまだ行ったことがありません。
ともかく31番は、修験の地であった当時を今だリアルにしのばせるスポットでもあるのでした。

にしてもこんなに見事な秋海棠をなぜもっと宣伝しないのだろう。奥まった場所にあるとはいえ、テレビとかでガンガン取り上げられても良い位と思うのだけど。私が知らないだけかなー?とかく秩父は広報にぼんやりしている土地なのであります。

9月に小鹿野へ来たら、31番、32番ははしごでオススメです。あ、31番は拝観料かかりませんよw、花の量も31番の方が多いです。が、どちらの風情も捨てがたい。

秋海棠見頃:9月一杯位
秩父札所連合会HP31番http://www.chichibufudasho.jp/fudasho/otera-31/31.htm
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by chano-suke | 2006-09-20 20:10 | 札所・神社仏閣  

秩父札所第32番 般若山 曹洞宗  法性寺 (小鹿野)

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地図を眺めると「般若」「嬲谷」とインパクトの強い地名の場所にあるお寺ですが、実は可憐な秋海棠(シュウカイドウ)が咲き誇るお寺なのです。今が見頃とはせ参じてきました。歴史を感じさせる見事な鐘楼門が迎えてくれます。背景のサルスベリが華やかさを添えていますよ。
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e0062530_20251867.jpg門をくぐると、おおっ階段からもう花がたわわに!9月19日、天気は今ひとつだけど花の咲き具合はベストです。
ふと横を見ると「納経御朱印しない方からは拝観料300円を頂戴致します」の謹告が。え、いつから?以前来たときは無かったはずだけどw 秩父札所で拝観料徴収するお寺は、紅葉が盛り時期の8番だけかと思ってましたが。花の見頃の時期のみなのか、そうでないかは良くわからず。厳しいなーと思いきや、絵はがき持ち帰りどうぞと徴収箱がボンと置いてあって、見張りがいるわけで無し。こういうところは秩父らしくユルいままですね。もしかして仁王像の修繕費用にするのでしょうか?ともかくサクッと投入し、ご本尊の聖観音とお船観音を拝みさらに奥へ。ちなみにお船観音とは、笠をかぶって櫂を持ち船に乗っている珍しい観音像です。船に乗って現れたとの由来あり。
さてここからが秋海棠の本番です。舞台作りの観音堂へと続く階段は、もう一面の花畑!(写真2枚目)美しい~。
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e0062530_20535096.jpg秋海棠はベゴニアの一種ですが、ニュッとのびて垂れ下がる姿が独特です。三角形の蕾も面白いビジュアルですな。
階段には苔むす大きな岩をくり抜いて足場を作ったもの(写真3枚目)もあり、実に風情があります。こぢんまりとしたスペースではありますが岩壁を背にした観音堂も雰囲気たっぷりで、秋海棠が咲き乱れる中ボーっとしていると、なんだか幻想的な気分になってしまいます。

奥の院へ続く岩場をくぐり抜けるとそこにも秋海棠が。奥の院へはまだ行ったことないので軽い気持ちで進んでみましたが、なかなかワイルドな山道が続きます。行けども行けども終点が見えず。道もぬかるんでるし、今回は途中で諦めて戻って来ましたw e0062530_2118617.jpg
後で調べたら往復一時間はみた方がよろしいとのこと(あのまま強引に進まなくて良かった・・w)。途中、鎖伝いに登る岩壁に大日如来も祀ってあるとか。岩船観音を祀る頂上からの眺めも一興のようです。また改めて、がっつりハイキング使用で再チャレンジしてみたいと思いました。
32番には秩父札所の記録として非常に貴重な、長享2年(1488年)の秩父札所番付資料が残っています。現在の番号とお寺が違ったりしてですね、拡大した写しを境内に掲示してあるので比較するとなかなか興味深いです。

秋海棠の見頃は9月一杯位 
秩父札所連合会HP32番http://www.chichibufudasho.jp/fudasho/otera-32/32.htm
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by chano-suke | 2006-09-19 21:56 | 札所・神社仏閣